福井県の有効求人倍率と有効求人数

福井県の有効求人倍率と有効求人数データのイメージ画像

雇用動向の重要指標のひとつとして、新聞などでも利用される有効求人倍率。
厚生労働省から発表されている職業安定業務統計「一般職業紹介状況」にて、都道府県別ごとにも確認することができます。

この記事では、福井県有効求人倍率有効求人数をグラフなどを用いて紹介します。

福井県の有効求人倍率

2020年、福井県の有効求人倍率の平均は「1.64」でした。平均では「 1 」を下回ることはありませんでした。

福井県の有効求人倍率が「 1 」を超えたのは2011年1月からで、以降は1以上をキープしています。全国でも北陸地方の有効求人倍率は全国トップクラスです。

福井県の有効求人倍率(季節調整値)の推移をみてみましょう。
2006年から2020年の推移をグラフと表にしています。

グラフ:福井県の有効求人倍率の推移

福井県の有効求人倍率の推移(季節調整値)
出典:厚生労働省 – 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)

上記のグラフは、ここ10数年の福井県の有効求人倍率の推移です。2009年からは世界中でリーマンショックの影響もあり、全国的な不景気となりました。その中で福井県の有効求人倍率は「0.60」と全国で5位、落ち込みが少ない数字でした。

翌2010年から震災をはさみつつも、全国的な流れと同様に求人倍率は右肩上がりで上昇し、2018年にピークを迎えます。2019年も横並びですが、2020年は新型コロナウイルス流行の影響を受け、求人倍率は大きくダウンし平均1.64まで下がってしまいました。

記事執筆時(2021年5月)の状況では、2021年は「 1.58 」とさらに下げつつありますが、厳しいながらも求人自体は保っている状況です。

有効求人倍率とは?

有効求人倍率とは、「有効求人数を有効求職者で割った数」で、倍率が1を上回れば「求職者より募集の方が多い」となり、1を下回れば「募集より求職者の方が多い」ことを示します。

なお、当記事ではニュースなどで一般的に使われる「季節調整値」のデータを使用しています。

「有効求人倍率とは?」のページにて、例を出して詳しく解説しています。

有効求人倍率とは?男性が考えている画像

有効求人倍率とは?〜原数値と季節調整値を解説

2021年5月24日

福井県と全国の有効求人倍率の比較

福井県と全国の有効求人倍率の推移(グラフ・表)

福井県と全国の有効求人倍率(季節調整値)の比較グラフ
出典:厚生労働省 – 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)
年号西暦全国福井県
平成1820061.061.43
平成1920071.041.40
平成2020080.881.17
平成2120090.480.60
平成2220100.520.80
平成2320110.651.06
平成2420120.801.18
平成2520130.931.24
平成2620141.091.47
平成2720151.201.59
平成2820161.361.82
平成2920171.502.01
平成3020181.612.08
平成31/令和元年20191.602.05
令和2年20201.191.64
出典:厚生労働省 – 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)

全国平均値と福井県の有効求人倍率を比較してみると、全体的に全国平均を大きく上回っています。2011年以降は倍率も「 1 」を割ることはなく、福井県は求人が多い地域です。逆にとると、東京と同じく慢性的な人手不足といえます。

北陸地方は製造業が集積している「ものづくり」エリアで、電子部品や生産用機械等の工業製品を作る企業が多いのが特徴です。福井県はその中でも一番、工業や建設系の求人が多くなっています。

2020年5月時点で最新の国勢調査では、福井県で15歳以上の就業者数が多い産業は以下の通りです。

15歳以上の就業者数就業人数全体に占める割合
製造業86,59021.7%
卸売業、小売業60,80015.2%
医療、福祉50,75912.7%
建設業35,9129.0%
出典:国勢調査 2015年

農林水産業においても就業率は全国平均と同じです。シンクタンクの一般財団法人「日本総合研究所」(東京)が発表した「全47都道府県幸福度ランキング2020年版」(東洋経済新報社)で、福井県の幸福度は日本一でした。仕事を含めて暮らしやすさが評価されているということですね。

福井県の有効求人倍率は全国何位?

全国47都道府県の中で、福井県の有効求人倍率は何位くらいでしょうか?
直近5年分をランキングにしてチェックしてみました。

20162位
20172位
20182位
20193位
20201位

2020年は全国的に求人状況が悪化し、各都道府県の求人状況は混乱しているなか、福井県の有効求人倍率のランキング順位は全国1位でした。直近5年の平均順位は2位です。

福井を含む北陸地方全体では、女性・高齢者の就業率が全国で最も高くなっています。求人に対して地域でまかなえる労働力が足りていないことも、倍率が高くなっている原因の一つです。

近隣エリアとの比較

グラフ:福井県と全国の有効求人倍率の推移

福井県と近隣エリアの有効求人倍率の比較(季節調整値)
出典:厚生労働省 – 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)

近隣である富山県、石川県の北陸エリアの他、東京、大阪との推移比較です。
大阪は全国平均を超えていますが、北陸エリアの倍率と比べると低く見えてしまいます。

福井県の有効求人倍率は全国トップ。2020年からの新型コロナウイルスの影響もありますが、求人募集は全国の中で最もダメージが少ないエリアです。

福井県の有効求人数

福井県の有効求人数をみてみましょう。2009年のリーマン・ショック以降、全国的には形が右肩上がりの流れになっていて、福井県も同じような流れになっています。求人数は2018年が数字的なピークで最も高くなりました。

新型コロナの影響で2020年は数字を落としましたが、他県ほど大きく求人を落としているわけではありません。

求人数は、ここ10年でみると1万人〜2万で推移しています。

福井県の有効求人数推移

福井県の有効求人数の推移(グラフ・表)

グラフ:福井県の有効求人数(有効求人数全体と新規求人数)
出典:厚生労働省 – 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)
西暦有効求人数新規求人数新規求人比率
200631,03612,50740.3%
200730,63512,51040.8%
200825,0909,88139.4%
200918,2178,09044.4%
201019,4518,43343.4%
201127,50811,60142.2%
201237,61014,47538.5%
201341,36215,65237.8%
201443,05516,14437.5%
201543,16916,03137.1%
201641,82015,44536.9%
201742,75715,68436.7%
201842,33615,32636.2%
201941,59715,03236.1%
202034,85812,57936.1%
出典:厚生労働省 – 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)

新規求人の比率では、こちらも年々、全国同様にゆるやかに割合が下がっています。福井県は第2次産業の中でも特に製造業の割合が高いため、ハローワークの求人も工場などの職種が見受けられます。

2021年6月現在のハローワークの求人案件(30歳設定で検索)は、フルタイム正社員で約5,400件でした。対して転職情報サイト「indeed」で福井県内の正社員を検索すると、約9,000件の情報が見つかりました。転職エージェント「リクルートエージェント」では非公開を含め、約1,300件の情報があります。

自分の転職市場での価値、福井での転職の実情を知りたければ転職エージェントへの登録をおすすめします。

有効求人数とは?

有効求人数とは、公共職業安定所(ハローワーク)に登録された求人のうち、期間中(月間)に新たに受け付けた求人数(採用予定人員)と、前月から繰越された有効求人数(前月末日現在において、求人票の有効期限が翌月以降にまたがっている未充足の求人数)の合計数をいいます。

わかりやすくすると以下のようになります。

有効求人数 = 新規求人募集数(採用予定人数)+ 採用が決まっていない引き続き募集中の求人数

福井県内の求人を紹介している転職エージェント

有効求人倍率と有効求人数は、あくまで公共職業安定所(ハローワーク)の数字のみを反映したものです。
商業、金融業、運輸業、情報通信業、サービス業などの第3次産業などは、ハローワーク以外の転職情報サービスで募集されることが多いです。

下記に福井県内の求人を紹介する、おすすめの転職エージェントを掲載しています。

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