北海道の有効求人倍率と有効求人数

北海道の有効求人倍率と有効求人数データのイメージ画像

雇用動向の重要指標のひとつとして、新聞などでも利用される有効求人倍率。
厚生労働省から発表されている職業安定業務統計「一般職業紹介状況」にて、都道府県別ごとにも確認することができます。

この記事では、北海道全域有効求人倍率有効求人数をグラフなどを用いて紹介します。

北海道の有効求人倍率

2020年、北海道の有効求人倍率の平均は「1.03」でした。平均ではなんとか「 1 」を下回ることはありませんでしたが、求人募集数と求職者数が同数となっているため、求職者が求人を選びにくい状況といえます。

単月で見ると、2020年5月〜11月の月間発表では倍率が「 1 」を切っており、北海道で有効求人倍率が「 1 」を下回ったのは、2016年の3月以来となっています。

北海道の有効求人倍率(季節調整値)の推移をみてみましょう。
2006年から2020年の推移をグラフと表にしています。

グラフ:北海道の有効求人倍率の推移

北海道の有効求人倍率の推移(季節調整値)
出典:厚生労働省 – 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)

ここ10数年の有効求人倍率の推移を見てみましょう。2009年はリーマンショックの影響を受け、数字は「0.37」と非常に厳しい数字になっています。

震災がありつつも、そこからは掲載求人が増え2019年まで右肩上がりで上昇していきます。2016年には倍率も「 1 」を超え、求人数が求職者数を超えているのがわかります。

しかし、2020年の新型コロナウイルス流行の影響を大きく受け、1.03と2016年頃の数字まで下がってしまいました。

記事執筆時(2021年5月)の状況では、2021年は「 1 」を切っている月が多く、まだまだ厳しい求人状況が続きそうです。

有効求人倍率とは?

有効求人倍率とは、「有効求人数を有効求職者で割った数」で、倍率が1を上回れば「求職者より募集の方が多い」となり、1を下回れば「募集より求職者の方が多い」ことを示します。

なお、当記事ではニュースなどで一般的に使われる「季節調整値」のデータを使用しています。

「有効求人倍率とは?」のページにて、例を出して詳しく解説しています。

有効求人倍率とは?男性が考えている画像

有効求人倍率とは?〜原数値と季節調整値を解説

2021年5月24日

北海道と全国の有効求人倍率の比較

北海道と全国の有効求人倍率の推移(グラフ・表)

北海道と全国の有効求人倍率(季節調整値)の比較グラフ
出典:厚生労働省 – 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)
年号西暦全国北海道
平成1820061.060.59
平成1920071.040.56
平成2020080.880.44
平成2120090.480.37
平成2220100.520.41
平成2320110.650.47
平成2420120.80.59
平成2520130.930.74
平成2620141.090.87
平成2720151.20.96
平成2820161.361.04
平成2920171.51.12
平成3020181.611.19
平成31/令和元年20191.61.24
令和2年20201.191.03
出典:厚生労働省 – 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)

全国平均値と北海道の有効求人倍率を比較してみると、全体的にはやや下回っています。このページの少し下で道内の職業安定所別の推移も表示していますが、2020年は札幌や函館といった主要都市で「 1 」を切っており、ハローワーク内での求人状況は芳しくありません。

北海道の有効求人倍率は全国何位?

全国47都道府県の中で、北海道の有効求人倍率は何位くらいでしょうか?
直近5年分をランキングにしてチェックしてみました。

201644位
201746位
201846位
201944位
202039位

2020年は全国的に求人状況が悪化し、各都道府県が大きく下がった影響で39位となりましたが、残念ながら定位置の平均は45位といったところです。45位付近にいる他の都道府県は、沖縄県、長崎県、青森県、埼玉県などが常連になっています。

北海道内、職業安定所別の有効求人倍率

表:北海道 職業安定所別の有効求人倍率 推移

 札幌札幌東札幌北函館旭川帯広北見紋別小樽滝川釧路室蘭岩見沢稚内岩内留萌名寄浦河網走苫小牧根室千歳
20100.360.280.370.400.460.560.590.780.420.430.380.540.400.500.700.630.560.590.590.350.460.40
20110.430.320.460.470.550.590.700.780.460.400.490.560.450.580.640.610.590.580.620.450.550.42
20120.580.440.510.570.700.690.750.890.560.510.620.660.530.690.800.670.690.670.720.520.730.51
20130.820.590.590.740.800.840.820.950.750.670.760.800.640.761.250.770.900.850.840.680.870.67
20140.980.710.720.830.850.840.890.980.880.830.950.960.740.811.560.951.031.050.900.881.070.81
20151.070.830.840.910.960.910.971.191.020.891.061.130.830.921.621.140.991.131.011.021.210.91
20161.060.910.931.021.001.111.141.421.071.041.041.251.041.141.811.461.141.491.131.001.381.01
20171.160.960.991.061.091.011.281.521.171.191.051.361.201.261.631.511.261.711.201.121.601.09
20181.180.971.061.031.171.231.211.561.301.311.131.511.201.381.721.311.411.761.221.241.721.18
20191.250.991.100.941.161.431.151.811.401.271.161.541.241.561.831.381.451.671.221.291.701.18
20200.950.730.870.710.961.241.111.491.051.031.171.221.121.410.961.381.311.321.001.201.500.80

出典:北海道労働局

2020年の有効求人倍率で札幌が「 1 」を切りましたが、これは2014年以来です。札幌東、北も大きく落ち込んでしまいました。職業安定所別では、道内では函館が 0.71 と最も低く、根室が1.50と最も高い求人倍率になっています。

道南と根室は今後も早いスピードで人口減少が進むことが予想されており、10年〜20年の範囲で仕事の需要供給のバランスが不安定になることも考えれます。

近隣エリアとの比較

グラフ:北海道と全国の有効求人倍率の推移

北海道と近隣エリアの有効求人倍率の比較(季節調整値)
出典:厚生労働省 – 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)

近隣エリアである青森県、岩手県、宮城県との推移比較です。
北海道・東北エリアでは、宮城県は仙台市を中心に求人数があり、有効求人倍率も高くなっています。

北海道全域で、全国的にみても有効求人倍率に関しては低めの数値になります。さらに新型コロナウイルスの影響で、現在は主要産業である「農林水産業」と「観光業」が大きな打撃を受けているため、近隣(北海道・東北エリア)と比較した場合でも低めの求人状況となっています。

北海道の有効求人数

北海道の有効求人数をみていくと、2016年には10万人を超え、求人倍率と同じ流れが2019年まで続いています。新規の求人も4万人を超えていきそうな勢いでしたが、2020年は9万人を切るような状況になりました。

北海道の有効求人数推移

北海道の有効求人数の推移(グラフ・表)

グラフ:北海道の有効求人数(有効求人数全体と新規求人数)
出典:厚生労働省 – 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)
年号西暦有効求人数新規求人数新規求人比率
平成182006年88,12136,63241.57%
平成192007年81,80634,74142.47%
平成202008年57,57023,46240.75%
平成212009年51,26422,29643.49%
平成222010年56,42724,10742.72%
平成232011年64,59426,66841.29%
平成242012年75,30329,86939.66%
平成252013年87,76034,00038.74%
平成262014年93,52835,16437.60%
平成272015年98,07036,34437.06%
平成282016年100,95837,04036.69%
平成292017年103,52137,71336.43%
平成302018年105,34037,91736.00%
平成31/令和元年2019年106,87638,41135.94%
令和2年2020年89,22531,87235.72%
出典:厚生労働省 – 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)

新規求人の比率では、年々新規求人の割合が下がっているのがわかります。北海道は全国平均より高齢化と人口減少数のスピードが高く、ゆるやかに各産業に影響がでている事が考えられます。

とはいえ、本当に北海道の求人はこんなに少ないのか?というところですが、実状は札幌などは求人チラシや転職サイト、転職エージェントなどが多く利用されています。

求人倍率は、公共職業安定所(ハローワーク)の数字が反映されています。そのため、主要都市では景気の参考値にはなりますが、実態とはかけ離れる場合もあります。

有効求人数とは?

有効求人数とは、公共職業安定所(ハローワーク)に登録された求人のうち、期間中(月間)に新たに受け付けた求人数(採用予定人員)と、前月から繰越された有効求人数(前月末日現在において、求人票の有効期限が翌月以降にまたがっている未充足の求人数)の合計数をいいます。

わかりやすくすると以下のようになります。

有効求人数 = 新規求人募集数(採用予定人数)+ 採用が決まっていない引き続き募集中の求人数

北海道内の求人を紹介している転職エージェント

有効求人倍率と有効求人数はあくまで公共職業安定所(ハローワーク)の数字のみを反映したものです。
商業、金融業、運輸業、情報通信業、サービス業などの第3次産業などは、ハローワーク以外の転職情報サービスで募集されることが多いです。

下記に道内の求人を紹介するおすすめの転職エージェントを掲載しています。
就職・転職活動は求人数の多さが重要ですので、いくつか登録して求人現況を把握しましょう。利用は無料です。

リクルートエージェント

リクルートエージェントのLP画像公式サイトを見るカウント用
リクルートエージェントの特徴
  1. 求人数が圧倒的に多く、他社を凌駕
  2. 幅広い業界・職種の取り扱い
  3. 全国エリアの求人に対応

JAIC(ジェイック)

JAIC(ジェイック)のLP画像公式サイトを見るカウント用
JAIC(ジェイック)の特徴
  1. 未経験、フリーター、第二新卒専門
  2. 高卒、大学中退者の就職支援に強い
  3. ブラック企業を徹底的に除外

JAIC(ジェイック)公式サイトへカウント用
https://college.e-jinzai.co.jp/service/sales/


doda(デューダ)

doda(デューダ)のLP画像公式サイトを見るカウント用
doda(デューダ)の特徴
  1. 多種多様な全国の求人が約10万件
  2. 専門エージェント以上にエンジニア求人が豊富
  3. キャリアアドバイザーの評判が高い