埼玉県の有効求人倍率と有効求人数

埼玉県の有効求人倍率と有効求人数データのイメージ画像

雇用動向の重要指標のひとつとして、新聞などでも利用される有効求人倍率。
厚生労働省から発表されている職業安定業務統計「一般職業紹介状況」にて、都道府県別ごとにも確認することができます。

この記事では、埼玉県有効求人倍率有効求人数をグラフなどを用いて紹介します。

埼玉県の有効求人倍率

2020年、埼玉県の有効求人倍率の平均は「1.01」でした。かろうじて平均で「 1 」を下回ることはありませんでしたが、求職者が求人を選びにくい状況といえます。

単月で見ると、2020年7月以降、2021年6月現在まで倍率が「 1 」を切っている状況です。埼玉県で有効求人倍率が「 1 」を下回ったのは、2016年の3月以来でした。

埼玉県の有効求人倍率(季節調整値)の推移をみてみましょう。
2006年から2020年の推移をグラフと表にしています。

グラフ:埼玉県の有効求人倍率の推移

埼玉県の有効求人倍率の推移(季節調整値)
出典:厚生労働省 – 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)

上記のグラフは、ここ10数年の埼玉県の有効求人倍率の推移です。2009年からは世界中でリーマンショックの影響もあり、全国的な不景気となりました。その中で埼玉県の有効求人倍率は「0.41」と全国で34位、首都圏の中では厳しい数字でした。

翌2010年から震災をはさみつつも、全国的な流れと同様に求人倍率は右肩上がりで上昇し、2018年にピークを迎えます。2019年も横並びですが、2020年は新型コロナウイルス流行の影響を受け、求人倍率は大きくダウンし平均1.01まで下がってしまいました。

記事執筆時(2021年6月)の状況では、2021年3月までの平均で「 0.91 」とさらに下げつつあります。

有効求人倍率とは?

有効求人倍率とは、「有効求人数を有効求職者で割った数」で、倍率が1を上回れば「求職者より募集の方が多い」となり、1を下回れば「募集より求職者の方が多い」ことを示します。

なお、当記事ではニュースなどで一般的に使われる「季節調整値」のデータを使用しています。

「有効求人倍率とは?」のページにて、例を出して詳しく解説しています。

有効求人倍率とは?男性が考えている画像

有効求人倍率とは?〜原数値と季節調整値を解説

2021年5月24日

埼玉県と全国の有効求人倍率の比較

埼玉県と全国の有効求人倍率の推移(グラフ・表)

埼玉県と全国の有効求人倍率(季節調整値)の比較グラフ
出典:厚生労働省 – 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)
年号西暦全国埼玉県
平成1820061.061.03
平成1920071.041.01
平成2020080.880.87
平成2120090.480.41
平成2220100.520.41
平成2320110.650.51
平成2420120.800.57
平成2520130.930.62
平成2620141.090.74
平成2720151.200.85
平成2820161.361.04
平成2920171.501.23
平成3020181.611.33
平成31/令和元年20191.601.32
令和2年20201.191.01
出典:厚生労働省 – 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)

全国平均値と埼玉県の有効求人倍率を比較してみると、リーマンショック前後で状況が変わってしまい、リーマンショック前までは全国平均と同等でしたが、その後は全体的に平均を下回っています。2008年から倍率は「 1 」を割り、2016年にようやく「 1 」を超えたものの、また厳しい状況となってしまいました。

2020年5月時点で最新の国勢調査では、埼玉県で15歳以上の就業者数が多い産業は以下の通りです。

15歳以上の就業者数就業人数全体に占める割合
製造業549,54015.8%
卸売業、小売業541,69215.5%
医療、福祉347,25310.0%
建設業253,6477.3%
運輸業、郵便業226,2846.5%
出典:国勢調査 2015年

埼玉県の主な産業活動は第2次産業、第3次産業で、製造業や不動産業が強い県です。同じ関東内での産業構成は、神奈川県に似ています。

また、東北、上越、北海道など6つの新幹線で東日本の主要都市に直結し、東北、関越、常磐の自動車道と首都圏の高速道路を結ぶ「外環道」、「圏央道」が東西に横断している日本一の交通の要衝です。

このことから、運輸業のほか、多種多様な製造業種が多く存在しています。

埼玉県の有効求人倍率は全国何位?

全国47都道府県の中で、埼玉県の有効求人倍率は何位くらいでしょうか?
直近5年分をランキングにしてチェックしてみました。

201645位
201741位
201839位
201939位
202041位

2020年は全国的に求人状況が悪化し、各都道府県の求人状況は混乱しているなか、埼玉県の有効求人倍率のランキング順位は41位でした。直近5年の平均順位は41位です。首都圏ながら、求職者に対する倍率はよくない結果となっています。

近隣エリアとの比較

グラフ:埼玉県と全国の有効求人倍率の推移

埼玉県と近隣エリアの有効求人倍率の比較(季節調整値)
出典:厚生労働省 – 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)

近隣エリアである東京都、神奈川県、千葉県との推移比較です。
首都圏エリアでは、有効求人倍率は東京が圧倒的1位です。首都圏であり、埼玉県は人口も全国5位。

なぜ有効求人倍率が全国下位なのでしょうか?仕事は本当にないのでしょうか?

埼玉県から東京への通勤、通学者は合わせて約93万人です(国勢調査、総務省統計局:従業地・通学地集計結果)。東京へ労働者が流入しているため、昼間の経済活動が活発ではなく、仕事自体も減少しがちだからでしょうか?

それも小売店などの減少理由にはなりますが、あくまで有効求人倍率はハローワークの話(データ)なので、実態は異なります。

首都圏の会社は転職サイトやエージェントを利用している

東京、埼玉、神奈川、千葉ではハローワークを利用する会社は、小規模の会社や工場などが多く、さらに求人情報誌やチラシも複合して求人することがあります。IT系など情報通信業などはほとんど掲載されていません。

首都圏の会社の場合、転職サイトか転職エージェントへの求人掲載が最も多いというのが実情だと思います。
次の有効求人数の流れで、実際の求人数を確認してみましょう。

埼玉県の有効求人数

埼玉県の有効求人数をみてみましょう。2009年のリーマン・ショック以降、全国的には形が右肩上がりの流れになっていて、埼玉県も同じような流れになっています。求人数は2019年が数字的なピークで最も高くなりました。

新型コロナの影響で2020年は大きく数字が下がりました。

求人数は、ここ10年でみると6万人〜10万人台と大きく伸びながら推移してきました。

埼玉県の有効求人数推移

埼玉県の有効求人数の推移(グラフ・表)

グラフ:埼玉県の有効求人数(有効求人数全体と新規求人数)
出典:厚生労働省 – 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)
西暦有効求人数新規求人数新規求人比率
200687,83131,29735.6%
200783,36629,15935.0%
200872,66525,28834.8%
200949,75418,68137.5%
201050,40519,73839.2%
201160,23922,44337.3%
201264,41823,44836.4%
201365,49923,81236.4%
201469,94724,97235.7%
201575,98827,22535.8%
201687,57730,60234.9%
2017100,54035,06434.9%
2018105,01836,00634.3%
2019104,74236,17234.5%
202084,78728,82934.0%
出典:厚生労働省 – 職業安定業務統計(一般職業紹介状況)

新規求人の比率では、こちらも年々、全国同様にゆるやかに割合が下がっています。埼玉県は第2次産業の中でも特に製造業の割合が高いため、ハローワークの求人も工場などの職種が見受けられます。

埼玉県内の求人数

2021年6月現在のハローワークの求人案件(30歳設定で検索)は、フルタイム正社員で約19,300件でした。対して転職情報サイト「indeed」で埼玉県内の正社員を検索すると、約76,500件の情報が見つかりました。転職エージェント「リクルートエージェント」では非公開を含め、約8,400件の情報があります。

というように、首都圏では企業に求人の選択肢が多くあるため、ハローワークのデータのみでは実態がわかりません。とはいえ、世の中の経済状況と比例するため、今は求人が多い、少ないという判断はできます。

自分の転職市場での価値、埼玉での転職の実情を知りたければ転職エージェントへの登録をおすすめします。

有効求人数とは?

有効求人数とは、公共職業安定所(ハローワーク)に登録された求人のうち、期間中(月間)に新たに受け付けた求人数(採用予定人員)と、前月から繰越された有効求人数(前月末日現在において、求人票の有効期限が翌月以降にまたがっている未充足の求人数)の合計数をいいます。

わかりやすくすると以下のようになります。

有効求人数 = 新規求人募集数(採用予定人数)+ 採用が決まっていない引き続き募集中の求人数

埼玉県内の求人を紹介している転職エージェント

有効求人倍率と有効求人数は、あくまで公共職業安定所(ハローワーク)の数字のみを反映したものです。
商業、金融業、運輸業、情報通信業、サービス業などの第3次産業などは、ハローワーク以外の転職情報サービスで募集されることが多いです。

下記に埼玉県内の求人を紹介する、おすすめの転職エージェントを掲載しています。

登録・利用は無料です。

就職・転職活動は求人数の多さが重要です。掲載企業は求人にも予算をかけている企業であり、ハローワーク掲載以上の情報も確認できます。いくつか登録して求人現況を把握しましょう。

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JAIC(ジェイック)の特徴
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